トグル 文化と教育の先端自治体連合

大会レポート④ 行政職員を困らせろ! ディスカッションドラマを創るワークショップ

2019.12.20

参加者した各自治体職員が混成で四班に分かれ、仮想の課題に対してディスカッション(議論)の様子をドラマ(討論劇)にするという、行政職員の普段の仕事ではほとんど経験できないような趣向のワークショップも開催されました。

平田オリザ総合アドバイザーからは「どうすればドラマが盛り上がるかを考えて」「要は、行政職員がどうすれば困るかを考えてみたらドラマは面白くなるんです」「わざと議論を脱線させたりすることで、その脱線にヒントがあるかもしれません」などのヒントを得ながら、当初は少し戸惑いを見せていた参加者らも、ホワイトボードを使って議論を開始。

さて、あなたなら、どんなドラマを創りますか?
 

【第1班】の仮想課題
2030年、豊岡で繁殖したコウノトリが増えすぎ、ついに近隣の新温泉町で登校中の児童を襲うという事件が発生しました。このままコウノトリの繁殖を続けるかどうか、豊岡市役所内でも議論が起き、対策の諮問委員会を設置することとなりました。
登場人物を決定する際には、豊岡市の旧1市5町のこの問題に対する温度差も含めて表現してください。
 
【第2班】の仮想課題
豊岡市は1市5町が合併して出来た自治体ですが、2040年、人口減少がさらに進み、総務省からはさらなる合併を迫られることとなりました。ここは市役所内に設置された諮問委員会です。
市町村合併については、最低4つ以上の案を考えてください。実現不可能と思われる夢のような案を、必ずいくつか入れてください。
 
【第3班】の仮想課題
2030年、豊岡市竹野地区にカジノを中心とした大型リゾート施設を建設する計画が持ち上がりました。ここは、豊岡市役所内に設けられた検討委員会です。
司会者、推進派、中立派、反対派に分かれてディスカッションドラマを創りなさい。
直前の市長選挙では、「カジノ誘致、高校生までの医療費・教育無償化」をセットで公約とした新市長が当選しています。また、竹野地区の住民投票でも、僅差でカジノ誘致派が勝利しています。ただし、この住民投票には法的拘束力はありません。
 
【第4班】の仮想課題
2030年、日本の財政状況はさらに悪化し、ついに債務不履行(デフォルト)を宣言する直前まで進みました。日本国政府は国際通貨基金(IMF)からの支援を受け入れることとなり、その条件として厳しい財政健全化策をとることとなります。国際通貨基金からの要請の1つに、多大な維持費がかかる本四架橋のうち2本を廃止し、1本だけを残すという提案がありました。
関係各県を代表して、どの橋を残すかを議論するディスカッションドラマを創りなさい。
登場する県は、香川県、徳島県、愛媛県、兵庫県、岡山県、広島県になります。